刹那。

 

 

 

 

ようこそ、宇宙喫茶 くらげやへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜は、もう直ぐでしょうか。

 

毎年なぜか、咲いたと思うと雨が続いて

あっという間に散ってしまうような気がします。

 

 

 

 

日本人であれば、自発的かどうかは別としても

一度はお花見をしたことがあると思います。

 

お花見、とまで言わなくとも

 

通勤や通学途中、咲いた桜を見上げては

ああ、もう春なんだ、と感じた経験はあるのではないでしょうか。

 

 

当然に、毎年のこと。

 

私たちは、当たり前にそう感じます。

 

 

 

ですが、

 

見飽きるほどに見てきた桜にしたって

 

私たちがそれを眺めるのは、たとえ毎年見たとしても

せいぜい80回とか、運が良くとも100回程度。

 

 

そして、それっきりのことなのですよね。

 

 

 

人生が進む中で、

桜を見ている場所が、一緒に見上げる誰かが

いつかは変わること、変わり続けることは、

それこそ当然に起こることなのに。

 

 

 

私たちは生きるために「慣れる」ようにできていて

うっかり忘れてしまいます。

 

 

 

 

これもまた、聞き飽きた真理ですが

 

永遠はなく、全く同じ現象というものも無く、

 

私たちは、常に終わりに向かって歩いています。

 

 

 

 

 

今年の桜は、どんなでしょうか。

 

今のあなたに、どう映るでしょうか。

 

 

 

今しかない季節と、あなたを

確かに感じられますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、今日はこの辺りで。

またのお越しを。