空き。

 

 

 

ようこそ、宇宙喫茶 くらげやへ。

 

 

 

 

 

 

 

先日書いた、生活の中の要素をシンプルに、

ということに役立つ、私がやっていることの1つに

 

やらないことのリストを作る、というのがあります。

 

 

やることリストを書くのなら、

反対があってもいいのでは?と思って始めたのですが

 

具体的なことでも精神的なことでも

書いて、それが目に見えるところにあると

自然と意識に働きかけてくれるので、お勧めです。

 

 

 

今の私のリストには、例えば

 

マルチタスク(ながら行動)、嘘・言い訳、自分の価値を下げること、

不要になったものに執着することなど、

精神的なものが多くなっています。

 

 

やや不気味ですが、私の部屋の壁は

こうした張り紙がたくさん付いています。

 

なんでも描きたい性分と、自分の意識や記憶力をあまり信頼していないこと、

そして自分の弱さを自覚したことの結果でしょう。

 

 

それはいいとして、

 

書いておくと、自然と頻繁に目に入るので

思考がそっちに流れた時に、ああいけない、と

気をつけることができますから。

 

古典的ではありますが、そういうものがかえって効くのです。

 

 

 

 

やらないことを決めると、空きができます。

心にも時間にも。

 

そうすると、勝手に新しいものが入ってきます。

 

 

ずっと気になっていたことや、

分かっていたけど手を着けられないでいたことなど。

 

 

 

 

 

 

無理にやらなきゃいけないことを詰め込むより、

まずは引こうとしてみると、まぁ

引けるものがたくさんあるものなのです。

 

 

やらなくてはいけないと思っていたし

無意識にやっていたけれど

重要ではないし、楽しくもないし、いらないな、と気づくのは

少し妙な経験です。

 

 

 

ある意味、狐に包まれていたようでもあります。

 

誤解する、誤認する、ということは

思っているよりもとても多いことなのです。

 

 

 

気がつかないうちに、とても不自然なことになっている。

 

 

 

 

私は、何事も自然な流れを大切にしたいと思っています。

 

そのためには、

流そう流そうとするのではなく

勝手に流れるように、邪魔をしないことが1番効果的です。

 

 

 

執着が苦しみを生む、という仏教の考えは

正しいように思います。

 

意のままにしたい、と思えば

どんな小さなことにも、感情が揺さぶられてしまいますからね。

 

 

 

 

意図はあっていいけれど、固辞しない。

そうはならなくても、それはそれでいい。

 

 

なかなか難しいことですが、そうやって自然に穏やかに過ごすことが

私の小さな幸福です。

 

 

 

 

 

 

それでは、またのお越しを。