珈琲の魅力。

 

 

 

ようこそ、宇宙喫茶 くらげやへ。

 

 

 

 

 

今日はちょっと気楽に、

珈琲の話でもしましょうか。

 

 

 

私の珈琲の直接の出会いは、とても遅かったです。

 

私の両親は多分に、過保護なところのある人でした。

カフェインは体に悪い、特に、子供にはよくないと信じ込んでいましたので

だいぶ後になるまで、飲む機会がなかったのです。

 

我ながら、やけに素直に聞いていたなぁと

今、振り返ると妙なのですけどね。

 

 

ただ、祖父は珈琲が大好きでした。

とはいえ田舎町のことですし、特にこだわりがあるわけではなく

缶コーヒーやインスタントでしたけれど。

 

いつも祖父が飲んでいるのを、何となしに見ていました。

 

 

 

そんな中でも、私が珈琲に多少のこだわりを持つようになったのは

私は子供の頃から甘い飲み物が苦手であった、ということがあるかもしれません。

 

珈琲を飲むようになってもそれは変わらず、

いつも殆どブラックで飲んでいました。

 

どうしても、クリームやお砂糖を入れるとなると

珈琲の味は誤魔化せてしまえますからね。

 

 

 

 

珈琲とは、不思議な飲み物です。

私も専門家ではありませんので、科学的なこと、専門的なことを

事細かく知っているわけではありません。

 

しかし、木の実を収穫して、発酵させたり乾かしたりして、

その発酵度合いでも味が違うといいますし

 

当然、焙煎でも浅煎り、中煎り、中深煎りなどあるわけです。

 

私が現在主に使っている豆は、いわゆるオールドビーンズですので

さらに生豆のまま寝かせる工程が、焙煎の前に存在します。

2年くらいが多いようですね。

 

 

 

そして挽き具合。均一に挽くのはもちろん、

この後の淹れ方や、豆の具合でも変えたりします。

 

淹れ方は、それこそ多種多様です。

 

ペーパードリップが主流ですが、形もいろいろです。

簡単なのは、コーヒープレスですね。豆の良し悪しは如実に出ますが

それから、私の大好きなネルドリップ

サイフォンやダッチコーヒーは、何だか懐かしい感じがしますし、

最近はエアロプレスなども聞きます。

 

 

ダッチコーヒーは、水出し珈琲なわけですが、本格的なものは

12時間もかけて、一滴一滴抽出するので

最近では、やっているところはあまり見かけません。

あっても8時間程度のようです。

 

 

私の知り合いのマスターは、8時間じゃ全然違うよ、と言っていましたが

私自身は飲み比べたことがないもので、何と言えません。

 

いつかは、飲み比べてみたいものですが…。

 

 

 

抽出の話が先になってしまいましたが、当然、豆の産地でも風味が違いますね。

標高や寒暖差の違いでしょうか。

 

今では、農園まで詳しく書いてあったり、シングルオリジンという言葉も

すっかり馴染み深くなりました。

 

しかし、ブレンドにはそのお店の味がありますし、混ぜた方が丸みは出ますから

依然、ブレンドも魅力があると思います。

 

 

 

必ずしも、これがこうなら美味しいコーヒーになる、

という方程式が言えないのが、珈琲の面白いところですね。

 

気温や、お湯の温度、豆の状態、技術。

 

そもそも、味の好みは人によって違いますし、

自分の中でもブームがあったりもします。

 

 

そんなに突き詰めなくとも、趣味として、

珈琲はとても面白いものだと思います。

道具も、そんなにかっこいいものを揃えなくとも

技術次第でちゃんと美味しくなりますから。

 

ブラックでなくても、

ミルクはもちろん、スパイスや、リキュールなどのアルコールのアレンジも

たくさんあって、そういう楽しみ方もあります。

 

 

 

深みも、幅もありますから、

珈琲好きとの話はいつも尽きません。

 

 

 

議論を衝突させるのではなく、

お互いのこだわりを披露し合うように

楽しみを分かち合うのも、楽しいことです。

 

何より、美味しいですからね、珈琲は。

 

 

 

 

ひっそり楽しむも良し、

おもてなしするも良し。

 

 

 

難しいことを考えず、

自分の感性で 美味しい珈琲を探求してみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、またのお越しを。