余白。

 

 

 

ようこそ、宇宙喫茶 くらげやへ。

 

 

 

 

お天気は良いですが、まだまだ冷えますねぇ。

私は寒がりなので、毎日むくむくに着込んでいます。

寒さとむくむくとで、すっかり動きは鈍るし、億劫にはなりますが

 

それはそれで、

いつもよりも動作に集中できて、意外な発見があるものですね。

 

 

大人になるといつもいつも何かに急いでいて

 

今手元にある動作でなく、もう頭は次の動作へということにも、

なんの違和感もなくなってしまっていますからね。

 

 

そうして手元がおろそかになって

うっかり失敗をして、はぁー、とため息をつくのも

 

一息つく、という意味では、そう悪いことではないかもしれませんね。

 

 

 

私はあまり失敗を引き摺らない質なので、

次の日にはケロッと、何事もなかったような気になっていますが

 

 

泣きっ面に蜂、とはよく言ったもの。

 

シェイクスピア

 

悲しみやよくないことは 必ず群れでやってくる、

 

なんて言いますし

 

 

実際、なんだか立て続けに酷い目に遭うなぁ、と

気が滅入ることはありますよね。

 

 

 

本当に落ち込んだ時、私は

ふら~っと世間を離れて1人になります。

 

その時ばかりは、連絡も何も後回し。

 

 

ただ1人になって、ちょっと背中を伸ばします。

 

 

体と心はよく繋がっていて、深呼吸や背伸びは

余白を作る、という心の動きにも一役かってくれますからね。

 

 

 

そうして空間を作ってから、ようく考えます。

 

 

1つ1つの考えを、バラバラにするイメージでしょうか。

 

 

落ち込んだり悲しかったりすると、私たちの心は混乱して

一緒くたになって、ぎゅっと身を固くしてしまう気がするのです。

 

 

それをゆっくりゆっくり、ちぎれないように

気をつけて ほどいていく。

 

 

 

悲しいのは、どうしてか。

何がいけなかったのか。

今と関係のない気持ちは混ざってしまっていないか。

今できることはあるか。

 

 

感情のスペースも心の動きも

具体的にどこで行われているのか…

 

 

まぁ、脳だとか、なんだとか、実際あるんでしょうが

 

感覚的には、

本当はもっと広々しているんじゃないか、と思います。

 

 

 

「それはそれ、これはこれ」

 

と、

 

あっちとこっちを うんと離して

 

 

昨日と今日も、

 

前回と今回も、

 

別々の場所においておく。

 

 

 

1つ1つだったなら、

私たちは案外、うまくやれますよ。

 

 

 

 

そういうふうにできる余白が

もっとあちこちにあれば良いのですけれど。

 

 

街も人も、最近はちょっとぎゅうぎゅう過ぎますね。

 

 

 

何かが上手くいかないのは、誰かや自分が下手っぴなんじゃなくて

 

単にぎゅうぎゅうに絡まってしまっているから、かもしれません。

 

 

 

誰のせいでもないことは、結構たくさんありますから。

 

 

 

たまには心の余白作りに

体と心をぐーんと伸ばせる場所や時間を作ってくださいね。

 

 

 

 

それでは、またのお越しを。